水谷豊・相棒24の状況！変えない美学と時代に挑む姿勢！

2025年10月21日

長年にわたり人気ドラマ「相棒」で杉下右京を演じ続ける水谷豊さん。

そんな水谷さんですが、相棒24では変えないものと変える挑戦をどのように両立させているのでしょうか？

視聴率の状況や制作側の取り組みも含めて、詳しく見ていきましょう。

相棒24で水谷豊が変えないこだわりとは

水谷豊さんが長年演じ続ける杉下右京。
そのキャラクターにはどんなこだわりがあるのでしょうか？

①
水谷さんは、杉下右京の「正義感」と「信念」を変えないことを重視しています。
「右京は警察官という職業を選んだ瞬間から、一貫して”右京の正義”を胸に刻み続けてきました」と語っており、このキャラクターの核となる部分を大切にしています。

②
また、「頭の強さ」も右京の特徴として挙げています。
「一つのことをどこまで考え続けることができるか。
頭のよい人はいても、頭の強い人は意外と少ないものです。
右京も頭が強いのでしょう」　　と述べ、考え抜く姿勢を重視しています。

このように、水谷さんは杉下右京というキャラクターの本質を変えずに演じ続けることで、「相棒」シリーズの軸を守り続けているのです。

『相棒』制作陣が語る「変えたくないこと」

立場	コメント・発言内容	出典・時期
水谷豊（主演）	「事件の本質を暴くという姿勢だけは絶対に変えたくない。推理よりも“人間を描く”作品」	テレ朝インタビュー（2023年）
脚本・輿水泰弘（シリーズ構成）	「“右京の世界観”を壊さないことが最優先。推理ドラマではなく“人間ドラマとしての相棒”を描く」	『脚本家が語るドラマの裏側』（NHK 2020年）
監督・橋本一	「アクションより“静けさの緊張感”を大事にしている。静かな会話の中にドラマを生む」	オリコンニュース（2022年10月）
テレビ朝日プロデューサー・桑田潔	「変わらないフォーマットの中で、現代の社会問題をどう切り取るかが“挑戦”」	日刊スポーツ（2024年10月放送前インタビュー）

長年続くシリーズですが、相棒24ではどのような新しい挑戦があるのでしょうか？

①
制作側は、毎回新しい映像表現や演出に挑戦しています。
撮影監督の会田正裕さんは、光やカメラワークを工夫して「新しい映像」を作り出す努力を続けています。
季節や回ごとに「見え方」を変える工夫がなされているのです。

②
また、脚本面でも挑戦が続いています。
レギュラーの脚本家陣に加えて外部の作家を起用し、「意表を突く回」や「感動回」、「社会派の回」など、毎回ジャンルやテーマに幅を持たせる工夫がされています。

➂
さらに、大規模なロケや特殊なセットを使用するなど、「見せ場」づくりにも力を入れています。
例えば、「50万人が集まる祝賀パレード」のシーンでは、商店街や行政の協力を得て300mにわたる完全封鎖を実現させたそうです。

このように、相棒24では基本的な世界観を守りつつ、様々な面で新しい挑戦を続けているのです。

「毎回挑戦していること」

社会問題とのリンク
SNS犯罪、AI、政治汚職、医療、宗教など──現代テーマを脚本に織り込むことが恒例。
→ 桑田P「“フィクションなのに現実にあるように見える”緊張感を狙っている」
“相棒”関係の変化の描き方
右京×冠城（反町隆史）時代は「哲学的対立」、
新シリーズの亀山（寺脇康文）再登場では「情と信念のぶつかり合い」がテーマ。
映像美とテンポ
監督陣が一貫して「会話劇のリズム」を重視。
カメラワークを“舞台的”に計算し、沈黙も演出の一部とする。

制作陣の共通意識