2018年5月16日、昭和の大スター・西城秀樹さんが63歳という若さで亡くなりました。
その輝かしい芸能人生の陰には、長年にわたって彼を支え続けた妻・木本美紀さんの存在がありました。
今回は、元美人OLとして活躍していた木本美紀さんと西城秀樹さんの馴れ初め、介護生活、そして現在の活動について詳しく調査しました。
西城秀樹の嫁は元美人OL

生年・出身:1972年、大阪府生まれ
西城秀樹さんの妻、木本美紀(きもと みき)さんです。
学歴・職歴:近畿大学理工学部土木工学科を卒業後、建設コンサルタント会社に就職。
現場で下水道設計に携わるなど技術職に従事していた 。
当時の生活:ヘルメットをかぶって現場に行き、夜遅くまで図面作成に取り組む真摯な社会人。
イギリス在住経験があり、テレビや芸能界に関心がなく、秀樹さんのこともあまり知らなかったという 。
性格・価値観:もともと技術系職に勤めていた堅実で質実な女性で自分のことは語らない傾向にあり、パートナーを立て、家族の支えになることをまず考えていた 。
家庭での信念:介護と呼ぶ意識ではなく、家族が少しでも楽になるにはどうすれば気持ちよく過ごせるか、自分にできる小さな配慮を積み重ねてきた。
楽天的で前向きな思考を持ち、子どもや夫に笑顔で過ごせる環境づくりを心がけていた。
西城秀樹と嫁の馴れ初め

二人は1999年頃、知人を交えた食事の席(紹介の場)で出会いました。西城さんの姉(絵里子さん)が美紀さんのご近所に住んでおり、その縁から紹介されたと言われています。
西城さんは当時45歳、美紀さんは28歳。年齢差は約17歳でした 。
出会って約1年後の2000年クリスマスイブ、秀樹さんが「君と一緒に住みたい」「西城秀樹ではなく本名の木本龍雄の奥さんになってほしい」と告白し、交際が進展 。
入籍は2001年5月7日、結婚式は同年6月30日に静岡・伊豆下田の白浜神社で挙げられました 。
二人の間には 三人の子ども がいます:
- 長女・莉子さん(2002年生まれ)
- 長男・慎之介くん(2003年生まれ)
- 次男・悠天くん(2005年生まれ)
西城秀樹さんと木本美紀さんの出会いは、まさに運命的なものだったよです。
西城秀樹と嫁の介護生活

西城秀樹さんが最初に脳梗塞を発症したのは、結婚後すぐの2001年秋のことでした。
木本美紀さんが第1子となる長女を妊娠中に、帰宅した秀樹さんが不調を訴え、自宅近くの病院で脳梗塞と診断され緊急入院しました。
実は、西城秀樹さんは結婚直後の2001年に脳梗塞を発症しており、のちに合計8回も再発していたことが著書で明かされています。
西城秀樹さん 闘病の軌跡
- 1996年頃
糖尿病と診断され、インスリン治療を開始
- 2001年
木本美紀さんと結婚。同年秋に最初の脳梗塞を発症
- 2003年
2度目の脳梗塞を発症(これが初めて公表された脳梗塞)
- 2011年
6度目の脳梗塞で右半身麻痺の後遺症が残る(2度目に公表された脳梗塞)
- 2017年
デビュー50周年記念ツアーを開催。体調が思わしくない中でも全力でパフォーマンス
- 2018年4月25日
いつも通り3時間のリハビリを終えて帰宅し、家族と夕食
- 2018年5月16日
急性心不全のため63歳で逝去
西城秀樹さんは最後まで「引退」という言葉を口にしませんでした。
2020年の東京オリンピックで代表曲「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」を歌うという目標を持ち、リハビリに励んでいたといいます。
西城秀樹の嫁の現在の活動

夫の死後、木本美紀さんはその経験を多くの人に伝えるため、積極的に活動を始めました。
2018年には、夫との18年間を綴った著書『蒼い空へ』を出版し、ベストセラーとなりました。
また、テレビ番組『徹子の部屋』への出演も果たし、介護や夫婦の絆について語る姿は、多くの視聴者に感動を与えました。
現在は、以下のような活動を行っています。
- 介護に関する講演会やシンポジウム出演
- 執筆活動を通じた家族の在り方の発信
- 3人の子育てとサポート
- 医療・介護分野の慈善活動
特に長男の慎之介さんは、父の意志を継いでタレントとしても注目されており、美紀さんは温かく見守っています。
木本美紀さんは、今もなお多くの人々に希望と勇気を与え続けている存在です。
まとめ
西城秀樹さんの妻である木本美紀さんは、理系出身の才女として社会で活躍した後、スターとのお見合い結婚を経て、家庭と介護を両立する日々を送りました。
3人の子どもを育てながら、病と闘う夫を支え続けた姿は、多くの人に深い感動を与えました。
現在も講演や執筆などを通じて、愛と絆のメッセージを社会に発信し続けています。
木本美紀さんの歩みは、まさに「愛の力」の象徴であり、その生き方はこれからも多くの人々の心に残ることでしょう。
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