森公美子・現在の感謝へ！「夫が知らなかった世界を教えてくれた」想いとは？

歌手や女優として活躍する森公美子さん。

そんな森公美子さんですが、夫の介護を通じて「知らなかった世界」を知ったそうです。

森公美子さんは、夫の介護経験からどのような学びを得たのでしょうか？

夫との関係性はどのように変化したのでしょうか？

介護を通じて得た「宝物」とは何なのでしょうか？

森公美子が語る「夫が教えてくれた世界」とは

森公美子さんが夫から教わった「知らなかった世界」とは何だったのでしょうか？

森公美子さんは、夫の交通事故をきっかけに障害者の方々やその家族の現実を知ることになりました。

①
森公美子さんは「私、障害者の方たちやご家族の苦労をまったく知らなかったんです。
本当に良い導きをしてくれました」と語っています。

②夫の事故をきっかけに、森公美子さんは障害者施設でのボランティア活動を始めました。

具体的には、クリスマス会での歌の披露や、リトミックのような音楽療法を行っています。

③
この活動を通じて、森公美子さんは「障害の種類も程度も性格も百人百様、接し方も一人一人変えなければ、全員に集中してもらうことはできません」と学びました。

④
また、活動の発表会後には参加者のご家族から「楽しそうに歌っている姿を見るだけで涙が出ます」という感動的な手紙をもらうこともあるそうです。

⑤
森公美子さんは、この経験を通じて「やってよかったかなと思う瞬間です。
最近は本当に充実感を感じますし、みなさんのためというより、私のためにやっていると実感します」と語っています。

このように、森公美子さんは夫の介護をきっかけに、それまで知らなかった障害者の方々やその家族の世界を知り、新たな価値観を得ることができたのです。

森公美子の夫婦関係の変化

森公美子さんと夫の関係はどのように変化したのでしょうか？

森公美子さんは、夫の介護を通じて夫婦関係が大きく変化したと語っています。

①
森公美子さんは「事故を境に介護する側とされる側になり、夫婦関係の次元は以前とは違うものになりました」と振り返ります。

②
当初は「私以外にこの人を世話する人はいないし、私はこの人を他の人には任せられない」と一人で抱え込んでいましたが、現在は異なる関係性を築いています。

③
森公美子さんは「今はお互いに悪かったと思うことは素直に反省していますし、相手に対して優しくなれている。前よりも”いい関係”になったと思うのです」と語っています。

④
具体的には、「私は自分の仕事を最優先する、あなたはあなたにできることをやる。あなたは私を応援してね、私もあなたを応援するから」という関係性を築いているそうです。

夫は自称「森公美子応援団」として、森公美子さんの舞台を見に来て支えているそうです。

⑤
森公美子さんは「19年前、私が介護から逃げなかったのは大正解でした。私自身も人としての階段を一段上れているような気がします」と、この経験を肯定的に捉えています。

このように、森公美子さんと夫の関係は、介護を通じてより深い絆で結ばれ、お互いを尊重し合う関係へと進化したのです。

森公美子が介護で得た「宝物」

森公美子さんが介護を通じて得た「宝物」とは何だったのでしょうか？

森公美子さんは、夫の介護経験を通じて多くの「宝物」を得たと語っています。

森公美子さんは「もしタイムマシンで時を遡れたとしても、過去は変えないほうがいいと思う。
介護を経験したことで宝物を得たような気がするから」と述べています。

具体的には、以下の3つの大きな変化を「宝物」として挙げています：

1. 困っている人にすぐ手を差し伸べられるようになりました。

町中で障害のある方や困っている様子のお年寄りを見かけると、すぐに「どうされました？」「お手伝いしましょうか？」と声をかけ、行動できるようになりました。

2. 躊躇なく、大きな声で助けを求められるようになりました。

車椅子の夫と外出すると「バリアだらけ」の現実に直面します。自力での突破が難しいアクシデントに遭遇したときは、ためらうことなく「助けてください」ということができるようになりました。

3. 心から「ありがとう」といえるようになりました。

自分自身が相手を助けると同時に助けられる立場にもなって、ささいな出来事に対しても心からの感謝で「ありがとう」といえるようになりました。

また、森公美子さんは介護経験を通じて、音楽活動に新たな意義を見出しています。

「一生懸命、歌おう、手を叩こうとしてくれる姿が嬉しくて、次はこれを歌ってみようかな、みんなでハモれたら気持ちいいだろうなって、私もやりたいことが増えていくんです。
音楽仲間を誘って、この活動の幅を広げたい──。
これって、音楽の仕事も介護も両方携わっている私だからこそできることだと思うのです」と語っています。

このように、森公美子さんは夫の介護経験を通じて、人としての成長や新たな価値観、そして音楽活動の新たな意義という「宝物」を得ることができたのです。

まとめ

森公美子さんは、夫の介護経験を通じて「知らなかった世界」を知り、多くの学びを得ました。

障害者の方々やその家族の現実を知り、ボランティア活動を通じて新たな充実感を得ました。

夫婦関係は、お互いを尊重し合う「いい関係」へと進化しました。

介護経験を通じて、人を助ける勇気や感謝の心など、多くの「宝物」を得ることができました。

これからも森公美子さんのご活躍を応援していきましょう。

それではありがとうございました。